外遊帳 2016 冬

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3月29日(火) ブリ用の竿とリールを買った


さあ、このタックルで、今年は何本ブリを釣ることができるでしょうか!

ことしも地元河川に春アメを狙いに行くこともせず、シーズンが終わってしまった。
それから、新しいカメラを買ってから、2回もモモンガボウズを喰らっている。モモンガには相性が悪いようだ。

で、表題のブリタックルの話をしよう。

昨年、初めてのブリ釣りの船に乗った。2度とも1尾ずつの釣果があって、幸いにもブリの強烈な引きを味わうことができた。その時に使用したタックルは、2回ともキンゾーさんにお借りしたタックルだった。

これからも年1度か2度ぐらいは行くのならば、自分のタックルが必要だと思って買ったわけだ。
ただ、今のところこの釣りに私がとても魅せられているかというとそうでもない。確かに引きは強烈だし、食べても美味い魚だが、イトウとどっちに行くか聞かれたら迷わずイトウと答えるし、アメマスが地元河川でバンバン釣れていると聞いたら、そっちの情報の方か心惹かれる。まあしかし、これは私の行った2回とも、魚がとても薄い2回だったのでそう思うだけかもしれない。これが船内いたるところで上がっているという状況に出会っていれば、感想は全然違うかも。

そんなわけで、タックルは必要最低限の仕事さえしてくれれば良いというコンセプトで決めた。
ロッドはメジャークラフトのクロステージCRJ-S60/4というもので、実売12000円そこそこの安価なものを、さらにけちって中古で7000円(送料別で送料が2828円もかかった。アホや。新品買えば良かった。)で買い、リールはシマノのスフェロス SW 6000HGというもので、アマゾンで10780円だった。

合計2万円で竿とリールが揃ったが、ラインを見たら、5000円ぐらいするし、ジグが1本2000円ぐらいもする。フックやプライヤーやらリーダー何やら、まだまだ必要なものはありそうだし、船代も高いので、こりゃ節約せにゃならんなあと思った。お金のかかる釣りだなあと感じるけど、キンゾーさんやシローさんが持ってる最上級タックル達は、さらにケタが違うのだからびっくりだ。

まあでもしかし、私だってこの間買ったレンズやカメラのお金を使わなかったならば、最上位ロッドやらリールやらも揃えられたのだから、それぞれお金のかけどこが違うってだけかもしれない。
いずれにせよ、釣るぞ!今年は! おーっ!

次は、ジグいくつか揃えます。
さて、ブリの先輩アングラノーみなさん。
これは持ってなきゃっていうジグを、ご教授あれ!


3月20日(日) 滑り納めとアクアパッツァレシピ




前売りでサホロのリフト券を買っていたものが余っていたので、下の娘を連れてサホロに行った。
天気が良くて最高かと思いきや、バーンがガリガリで難しくてつまらなかった。
下の娘は、初めて乗った「股にはさむタイプのリフト」が楽しといい、そのリフトに何回か乗った。
関西弁のお兄さんが上手く乗れずに3回もこけて、こける度に並びなおしているのが可笑しかった。
ちょっとアドバイスをしてみたが、それでもやっぱりこけていた。ウチの娘も最初の一回はこけていたが、それでも3回はないよなー(笑)

午前中でスキーをやめ、ホテルサホロでリッチな雰囲気でパスタを食べたが、たいして美味くはなかった。


このリフトが気にいったようだ^_^;


ムール貝とエビのなんちゃらパスタ。まあまあというか、ふつうというか。

家に帰ってからは、昨日遊びに来てくれた友人のお土産のきんきでアクアパッツァを作った。

なんとなく雰囲気で作ったがかなり美味かった。
まあ、初めから誰がどう作ってもきっと相当に美味い料理になるという確信があったが、予想通りの味であった。これから、いろんな魚でやってみようと思う。
いい加減な記憶だが作り方を載せておく。



@魚の内臓とエラをとって身に切れ目を入れ、塩を両面ふる。
Aオリーブオイルにニンニクの薄切りを入れて弱火で炒め、臭いを移す。
B魚を両面焼く。焼き色がつけばOK
Cついでに、鍋の横で玉ねぎスライスもしんなりと炒める。




D魚に焼き色がついたらアサリとトマトを入れ、日本酒100cc水50cc、乾燥バジル、乾燥イタリアンパセリを入れる。ついでに、捨てないでおいてたキンキの肝も入れる(これは焼いて食べても美味かった)。
E10分ぐらい煮込んでアサリが開いたら完成。私は仕上げにもう一まわしオリーブオイルをかけた。




E日本酒は本来白ワインだろうし、トマトはミニトマトを入れているのをよく見る。ハーブも家にあったのが上に書いてあるものだけだったからこんな風に作ったけれど、基本なんでも美味しくできそう。

残った汁が、最高に美味い。この日はパンを浸して食べたり、飯にかけて食べたりしたが、この記事を書きつつ思い出すとヨダレがとまらない。

3月13日(日) あこがれの地でイトウを釣る

金曜日、職場で妻のメールを受け取ると、そこには39度の熱が出たと書いてある。
さて、困った。これでは釣りに行けない(笑)
下の娘が火曜日からインフルエンザで学校を休んでいるので、それがうつったのだろうと思ったが、病院での検査では陰性だったらしい。

土曜日の朝、妻が寝室から下りてきて体温を計ると、36℃台。
「釣り行ってきてもいいよ」
との一言。

日曜日の朝、河畔でカヤックに空気を入れ終わると、シューっと小さく空気の漏れる音がする。
最初はバルブが緩いのかと思ったが、どうやらそうではない。
恐る恐る船体のファスナーを開けて、中のチューブを見ると・・・
なんと5mm大の穴が開いているではないか!!!
なにーっ!! 
家に残してきた病気の妻の顔が頭に浮かぶ。
(奴め、呪いをかけおったな!)

なぜ、穴が開いているのかさっぱりわからなかった。外側の船体に傷はないので、何か折りたたんでいる時に固いものが当たっていたのか、それとも寒さで劣化して穴があいたのか。
いずれにせよ、補修をしなければ川に漕ぎだすことはできないので、開いているコンビニに行き手ごろなものを探す。ここまで来て、カヤックに小さな穴が開いているくらいで釣り場を目指すことを諦めるという選択肢は私にはない。

買ってきた液状のアロンアルファーとガムテープとビニールテープでとりあえずの補修をし、川へ漕ぎだすも、しばらくすると空気が抜けてくる。
途中岸に船をあげ、ポンプで空気を足してさらに漕ぎ進み、なんとか予定していた場所まで辿り着くことができた。

この日最初のポイントで定位しているイトウが偏光グラス越しに見えた。サイズは50〜60ぐらいのやつで3匹もいる。この川でイトウを見たことは数えるほどしかないし、水の中にイトウが見えたのは初めての経験だった。
さらに、ルアーを通すとルアーを追ったのか、ルアーに追われたのか、他にもイトウがいるのがわかった。
こんな狭い場所にイトウがたまっているのだ。初めに見えたのは50〜60cmのイトウだったが、70、80cm、中には90cm級のやつも混ざっているのだ。
(これは釣れる)
あまりルアーに反応する様子はなかったが、これだけいれば一匹ぐらい反応するだろうと、何度も投げていると、中型のイトウがピックアップ間際のスプーンを追ってきて、大きな口を開けた。
口が開いた瞬間アワセを入れる!
ルアーは、コツっとイトウの口に当たった感触がしたが、フッキングさせることができなかった。
そりゃそうだ。口を開けた時に合わせるのじゃ早すぎる。閉じた時に合わせなきゃ!
針掛かりせずにすっぽ抜けて戻ってきたスプーンを眺めながら、「何やってんだよー」と自分を罵る。
初めて、この川でそれなりのサイズが自分のルアーを追ってきてくれたのに、何やってんだよー。
しかし、いつまでも嘆いていてもしかたがないので、これも妻の呪いということにして、気持ちを切り替えた。
そのアワセそこねから、魚の影は見えなくなってしまったので、ポイントを休める意味も込めて、別の場所に移動しながら釣ることにした。今日のこの感じでは、もしかするとポイントポイントに数匹のイトウが入っているかも知れない。(今日は釣れる)そんな感じがした。

そんな予想通り、いくつめかのポイントであっさりとイトウがヒットした。これは絶対にばらせないからと、弱らせて弱らせて釣りあげようと構えたが、弱らせるまでもなくあっさりと寄ってきてしまったイトウは、50cmあるかないかのサイズだった。


ヒットルアーは、これまで何度もイトウを連れて来てくれた。色のはげたバッハ。


釣れたのは嬉しいが、この日見た中で、一番小さい魚だったのは残念。

さて、この分ならもう少し大きいサイズも釣れるだろうと、その後数時間あっちこっち粘るものの、この1尾で打ち止め。結局最初にバラシたあの魚が悔やまれる。

それでも、この時期、この川でイトウが釣りたくて何度も何年も通ったのだから、釣れた今回のイトウは私にとっては特別なイトウである。
もっと大きな魚を何匹も見てしまっているので、帰りの車の中では悔しい思いの方が強かったのだが、2,3日たつと、だんだんと嬉しい気持ちが増してきた。
また、秋が深まった頃から、私のこの場所でのイトウ釣りが始まる。
なかなか寄ってこないほどのサイズのイトウと、今度こそは対決したい。

ちなみに、家に帰り着いた時刻は21時ごろでヘトヘトにくたびれていたが、洗濯をしたり、翌日の朝に出す資源ごみの新聞やら雑誌やらを束ねたり、もろもろ点数稼ぎのようなフォローのようなことをしたけれど、呪いは消えたかなー。


2月11日(木) そりゃあ、行くでしょう!

この日は14:30まで足寄で用事があった。
普通ならこのまま足寄近辺で鳥でも探すのだが、6日に会ったコミミにもう一度会いたかったのと、新しいカメラを試したくて、海岸まで一気に車を走らせた。
幸いまだ太陽が高い時刻に到着できた。すでにコミミは飛び始めていた。


シマエナガが樹液を舐めに来ていた。こういう時は撮影しやすい。


カメラ・レンズともに、満足の性能だ。


コミミズクを待っていると、ミンクが現れた。

午前中の用事と午後の鳥見の両方で新しいカメラを使ったのだが、予想以上に使い勝手が良くて嬉しい。友だちには、「ボディーは今の機種のまま使える」とか「特段進化していないから変える必要はない」と念を押された(たぶん、私をからかって遊んでいたんだと思う)けれど、買って良かったと思う。

2月7日(日) もう一つブツが届いた。

今日は家族でスキーに行った。
今シーズンは結構スキーに行っていて、今回ですでに5回目となる。
まあ、20年前にはシーズンに20日ぐらい行っていたので、それから比べれば少ないのだが。

我が家でどこかに行く時には、まずコンビニに入る。そこで
「おやつ1つまでならいいぞ。」
と私のお決まりのセリフが飛び出す。
それで、わーいと買った娘たち二人のおやつは、
「辛口するめ足」(姉)と、「鮭とばスライス」(妹)だった。
お菓子じゃないんかーい!
などと、これまたいつものつっこみをしつつ、スキー場へ行く前に、フクロウを眺めにいった。

秋になると毎年ここへ帰ってくるフクロウなので、娘たちにもすでに何度か会っている。
しばらくフクロウを眺め、なんとなく幸せな気持ちになって、それからスキー場を目指す。

おっといけない。一つ書くことを忘れた。この日妻の買ったおやつは
『手包みもちぱい』
ぼくもほしーい。さわってみたーい。やわらかそー。何かえろーい。手包みしたーい。


あと良く買うのは、ジャーキーとかカリカリ梅とか昆布とか・・・。


これは、下の娘が撮った写真。


二人とも疲れを知らずにかっとんでいく。



妻が買った「手包みもちぱい」なんかエロいネーミングで流石だ。


さて、レンズが届いて一週間。
なんと、この日の夜にカメラが届いた。サンタさんなのか?サンタさんは本当にいるのか?
それとも鬼か?節分の鬼の置き土産か?

などという冗談はさておき、いやあ、連続でポチっちゃいました。
なんかねえ。毎日ネットで価格変動など見てるのは時間がもったいないでしょ。
その煩わしさから解放されたかったっていうか、ねえ。


が今まで使っていたEOS50Dで、手前が今回やってきた7DmarkU

2月6日(土) コミミに会えた

暮れは家にいることが多かったが、その反動なのか1月から2月にかけては休みの日にウチにいたことがない。この日も午前中は仕事だったが、それが終わるとすぐにあちらこちら見て回った。
嬉しかったのは、コミミズクに会えたこと。
最初に待っていた所では、日が落ちるまで出て来なかったので、思い切って場所を移動したら飛んでいた。もう薄暗くなっていたのが残念だなーと思っていたら、かわいそうに思ったのか、コミミが向こうから私の方へ向かって飛んできて、すぐ近くの杭にとまってくれた。


冬のキツネはかわいい。




目の前の杭に舞い降りた。

1月31日(日) キンゾーさん、おかえりなさいの会


随分久しぶりにホロカヤントーにいった。

釧路に単身赴任していたキンゾーさんが帯広に戻ってきたことを祝ってワカサギ釣りに行った。
まあ、例によってかこつけて感の強いイベントで、私などは「おかえりなさい」という一言を言ったのか言わなかったのか、記憶がない。

みっしーさんの車で現地に着いた時には、キンゾーさんはすでに釣りを始めており、聞くとすでに50匹は釣ったと言う。
我々もすぐに準備を始めポツラポツラ釣ったが、どうも隣のテントでは、キンゾーさんがさらにハイピッチで釣っているようだ。
可笑しいのは、そのテントからキンゾーさんの声がずっと聞こえてくること。なぜ彼は一人でテントにいるのに、おしゃべりをしているのか。そして、何をしゃべっているのか。おおかた、
「お、きたきた。ヒッヒッヒー。おっちっちぇーなー。お、それ、生意気に逃げるか。でもおれにかかれば、小さくたって・・・。お前はもう死んでいる(←2016.2.20追加)ヒヒヒ、ほーらみろ。俺って天才だ。」とか、しゃべっているのだろう。

遅れてまつさんも到着した。キンゾーさんの釣りあげのペースを落とさせないといけないので、キンゾーさんのテントにまつさんを刺客として送り込んだが、役にはたたなかったようだ。

結局、キンゾーさんが250以上釣り、私は130〜40、みっしーさんとまつさんは100ぐらいだっただろうか。結果をみると、十分にお帰りなさい的接待釣行となったのではなかろうか。

私はみっしーさんが運転してくれるのをいいことに、朝からビールやウイスキーを飲んでへべれけだ。
でも、ワカサギのワイルド焼き(まつさん命名)が美味かったので、よっぱらいはしょうがない。

あ、キンゾーさん。おかえりなさーい(らぶ)


ストーブの必要はないくらい暖かかったが、このガスピアは後で活躍する。


途中ワカサギを氷すくいの網で塩焼きにした。酒の肴に最高。



山盛りの頂上に、ワカサギでない魚が2尾いる。ハゼらしい。


次の日は、あまったワカサギを茶漬けにした。

2/20 追記

さて、この外遊帳を記事にしてアップするとすぐに、キンゾーさんから「私はそんな変質者ではない」という連絡があった。

ぼくにとってワカサギも1匹、イトウも1匹なんです。
たかがワカサギとは言いますが、イトウを狙う時と同様、1匹とることに全神経を集中し、
お前はもう死んでいる! と呪文を唱えながら真剣に取り組んでいるのです。


「お前はもう死んでいる!」って、言っていたという部分、つけたしておきたいと思います。
やっぱり、変態じゃないか!

1月30日(土) ブツが届いたので、初撮りに行かねば。

12月にふつふつと芽生えた物欲は、新しいレンズと新しいカメラ。
どっちも買うと、相当な金額になるのだがどっちも欲しい。
で、昨年末に写真家の友だちと飲んだ時に、背中を押してもらいたく、その相談をしたら全く背中を押してはくれず、ソニーがいいですよ。などという。

で、この日まで購入しようかどうしようか、価格コムとオークションとインターネット上のインプレッションなどを1か月悶々と毎日眺めていたわけだが、17日の飲み会でやっと「買うならレンズでしょう」と満場一致で決議されたので、ついにポチっとしたわけだ(笑)



EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMというレンズ。

それで、29日の金曜日にそれが届き、早速朝から出撃した。
山や森や海岸や色々走らせていたら、ある場所で70羽ぐらいの小鳥の群れが上空を舞った。
群れが飛んで行った方へ車を走らせ、林道脇に車を止めて双眼鏡で見ると、赤い体と交差した嘴が見えた。
「イスカだ!」
久しぶりに出会えたイスカに少し興奮したが、写真を撮る暇もなく、イスカはどこかへ飛んで行ってしまった。
群れはあっちへ飛んだりこっちへ飛んだりと落ち着かない。その場所はとても大きな松林で、待ち伏せしていても確率が悪く、ちょっと撮影は難しい感じだ。
でも、諦めきれずに別の林道へ車を入れ、しばらく歩いていると、パチンパチンと、イスカの餌を食べる音が聞こえる。体を低くして木々の間を透かして見ると、時折小さい鳥のシルエットが見える。群れがいるようだ。私は林道にあおむけに寝そべり、カメラを胸の上にのせてイスカを待った。
あまり良い場所へは出てきてくれなかったが、誰もいない林道にあおむけに寝そべって鳥を見ている自分がおかしくて笑ってしまった。こういうのは大変気分がよろしい。


初撮りはゴジュウカラ。岩場で何かを探しているなあと思ったら、越冬中のテントウムシだった。


たまに視界の開けた所へ出てきてくれた。


襟裳岬は晴れていた。

ずっと晴れたいたが、広尾の海岸に出ると雪が降り出した。
大樹も襟裳も晴天だったのに、ここだけが大雪だった。
雪の中離れ磯にオジロワシがいるのを見つけた。
荒涼とした風景に、オジロワシが妙に似合っていた。雪も良いなあと思った。

帰りには欲張ってモモンガ穴の前で待機した。5時過ぎまで待って出て来ず。
この穴、間違いなく何頭か入っているのだが、数年前にも空振りをした。
その時には、ちらっと穴の中から覗く目だけが見えて、その後ずっと出て来なかった。警戒心の強い奴が入っているのだろうか?


雪もまた良し



ここも撮影条件の良い穴なのだけど、明るいうちには出てきてくれなかった。

1月24日(日) 上の娘も友だちも同じくらいアホ

中学生の娘が友だちと一緒にスキーに連れて行って欲しいと言うのでトマムに連れて行った。
ゲレンデ状況も天気も良かったので、楽しかった。

それに中学生二人がずっとアホ的会話で楽しそうにしているから、こっちも楽しい気分になる。
この友だちは小学校の時にも2度スキーに連れて行ったことのある子で、娘とは気も合うし、知的レベルも合っているようだ。
例えば、帰りの車の中で、じゃあ、山手線ゲームでもやるかということになり、お題を国の名前ということにした。すると、
「じゃあ私からね。中国!」「韓国!」「コーリア!」「コーリア?」「コーリアってあるでしょ?ん、コーレアだっけ。ん?あるでしょ。」「あるよ、でも、それ韓国のこと。」「あ、じゃあ朝鮮!ん?朝鮮って中国?え、ん?違うの?ねーちがうのー?」
とまあ、こんな感じで道中も楽しいものだから、夕飯もウチで食べていかないかと彼女を誘った。
飯は山ほど作って出したが、大方この二人が食べきった。
娘の友だちは小柄でスマートなのだが、どこにあんな量の食べ物が入るのだろう。




1月18日(月) 下の娘とスキー&モモンガ観察をした。

昨年あたりから下の娘もわりと自由に滑れるようになった。
今が一番楽しい時期のようで、スキーに行こう行こうとせがまれる。

今日行った白銀台スキー場はリフト1本だけの小さなスキー場だが、私の町では小学生はこのスキー場のシーズン券をもらえるので、我が家ではわりと利用している。

上の娘は、スキーを教えてもらうのはあまり好きではなく、ひたすらスピードやジャンプに興味を持っていたが、下の娘は上達したいという意識が強く、滑り方を習いたがる。こんなところにも姉妹の性格の違いが出ていて面白い。

3時過ぎまで滑って、その後、モモンガの穴に娘を案内した。
ここは、数年前に見つけた観察しやすい巣穴。
おととい見に来て5頭出てくるのを確認したから、今日も見られるはず。

そろそろ出てくるかなと思っている時に、娘が
「おしっこしたい」
と言い出した。
ウチでは小便ぐらいはそのへんで済ますことになっているので、そのくらいすませておけよなーとティッシュを手渡した。
娘がその場から離れると、すぐに穴からモモンガが顔を出した。
えー、タイミング悪い!というか、あんさん会話聞いていたんとちゃう?

まあでも、娘が戻って来てからも、次々にモモンガは出てきてくれて、今日も5頭のモモンガに会えた。
娘は私より視力が良いので、暗くなって来て私にはあまり見えなくなった後も、
「あ、顔出してる」
などと言っていた。


穴の中で外を伺って。


だいじょうぶかな〜


じゃあ、出るよー。


うーん。よいっしょ。


ここでトイレを済ませてから、夜の森に飛んで行きます。

1月17日(日) さんぽ

12月の終わりから1月にかけては、娘たちと犬を連れて何度か散歩に出かけた。
今年は雪が少なくて、しばらくは透明な氷の上に乗って、川の底を見ることができた。
ウグイやドジョウを見たり、トビケラの幼虫を見たりした。
トビケラの種類はヒゲナガカワトビケラというやつで、かなり大きくなる種類のトビケラだ。この日見たのはどの個体も4cmほどあっただろうか。おそらく終齢幼虫だろう。釣り人はこれをクロカワムシという。
ニジマスが大好きで、これをとって餌にして釣りをすると、良く釣れる。餌もちもいいし最高の餌だ。
また、長野で食べられているザザムシとはこいつのことだ。

このヒゲナガカワトビケラが、川底に何匹も見えた。ほとんど0℃に近いだろう水温だったので、最初は死骸だろう思ったのだが、よく見るとモゾモゾと動き回っていた。夏場に捕まえる時には、川底の石持ち上げてひっくり返し、その石の裏にできている小石を集めて作った巣の中からコイツを探し出すのだが、氷のしたのコイツらは、外敵がいないせいなのか何なのか、巣から出て、ただ川底を這っていた。

この日は私の住む地域は随分と冷え込み、家を出た時の気温はマイナス15℃ほどであった。
それでも陽射しがあり風はなかったので、寒さはあまり感じなかった。
随分遠くまで歩き、9時ごろに家を出たのに帰るともう昼をすぎていた。
いつもより、随分長く散歩ができて、犬は満足そうだった。

この日の午後、広尾の写真家の話を聞きに行った。
で、夜、5人ほどで飲みに行った。ディープ(マニア)な話が楽しかった。


河川敷の雪の上にウサギの足跡を見つけ、娘が追跡を始めた。



追跡にあき、雪に何かを描き始めた。


ウサギの足跡で描いた、ウサギ・・・。残念ながら、彼女に絵の才能はないようだ。


巨大なスズメバチの巣も発見した。


帰り路で羊にあった。家の近所に羊がいるとは知らなかった。

1月7〜10日  家族旅行

トマム・夕張で1日ずつ滑り、その後札幌で2日というプラン。
トマムは雪が降っていてゲレンデ状態はイマイチ、おまけに例によってプールにも付き合わされるというフルコースで今一つだったが、夕張は天気もよく気持ちよく滑れた。


夕張のスキー場は、意外におもしろい。

札幌での買い物には興味がないが、それでも行くといくらか買ってしまう。
今回は帰りに千歳のアウトレットモールで見つけたコロンビアのサンダルが一番気にいった買い物だった。
これまで履いていたクロックスのサンダルはもう裏の溝がすり減って全くない。代わりのサンダルが欲しかったのだが、なかなか気にいるのがなかった。今回やっと気にいるのを見つけられたので嬉しい。
ちなみにこのクロックス、私が購入したのは日本で流行り始める前だ。秀岳荘に置いてあったのを履いてみて一発で気にいって購入(当時5000円近くしたと思う)した。その後カナダに履いていったらカナダ人もみんな履いていて「日本でもそのサンダルは流行っているのか?」と聞かれたのだった。その後日本で爆発的に流行ってしまい、ほんの少しの優越感は得たけれど、もうみんな履いているから履くのも恥ずかしいなあってなってしまいつつ、でも、いや、俺の方が先に履いていたのに、どうして俺が恥ずかしいと履くのをやめなきゃいけないんだと思いつつ、でも、あら、まあきちさんもクロックスですか?はやってますもんね〜なんて言われたらやだなあ的な葛藤をもたらしつつ、コンニチに至るサンダルだったのである。

ところで、興味のない札幌の町で、唯一ちょっとだけ楽しみにしていたススキノの夜だが、ヒドイ飲み屋に当たって散々だった。
『下町ウルフ』という名の怪しげなこの店、食べ物の味も値段もたいして良くはなかった。しかしそのへんは知らない店に適当に行っているのでがまんする。しかし、それはがまんするが、炭酸飲料の炭酸がことごとく抜けているのはひどかった。チューハイも、カクテルも娘の頼んだソフトドリンクもみんなひどかった。唯一ビールは普通だったため、私は最後の一杯のチューハイを注文して口をつけるまでそのことに気付かなかった。かわいそうに妻や娘たちは、「何コレ?」と思いつつ、上機嫌な私に気を使って黙って気の抜けたクソマズ飲料を飲んでいたのだった。ヒドイぞ下町ウルフ。

1月6日(水)  鳥見



モモンガの林にマヒワの群れが来ていた。

だらーっとした年末年始をすごし、これでは体が腐ってしまうと外に出た。
いくつかのモモンガ穴をチェックし、海岸沿いをチェックしていたら、テトラポッドの上にオジロワシとキツネがいた。これは何かあるかなと覗きこんだら、タヌキの死骸だった。


海岸線にタヌキ? どうしたんだろう。


カラスと比べてみるとオジロワシはでかい。